睡眠障害で受診する前に
睡眠障害で悩んでいるけれど、何科で診てもらえばいいの?
という人は少なくないと思います。
総合病院など大きな病院に行く場合は、精神科や精神神経科、心療内科などが専門なので、そちらで診てもらうとよいでしょう。
近くのかかりつけの病院でも、相談に乗ってもらえると思います。
あなたのことをよく知っていると思うので、生活面でのアドバイスをしてもらったり、場合によっては睡眠薬を処方してもらえるでしょう。それでも、症状がなかなかよくならない場合は、睡眠障害を専門としている病院を紹介してもらいましょう。
病院で受診する前に、自分の不眠の状態を整理してメモしておくと、診察がスムーズに進められます。
- 眠れなくなったのはいつ頃からか
- 不眠となった原因はあるか
- 眠りにつくまでにどれくらい時間がかかるか
- 不眠以外の別の症状はないか
などが診察で問われます。
これらのことを、整理しておくとよいでしょう。
また、身体の状態でどこか異変がないかも、よく確認しておくと良いです。
睡眠障害を訴える人には、寝不足が原因の不眠とは別に、うつ病や日中に強い眠気に襲われるナルコレプシー、睡眠中に手や脚がけいれんする周期性四肢運動障害などの病気の場合もあります。
睡眠中の症状は、自分ではほとんど気づかないことが多いので、家族や周りの人たちに協力してもらって、寝ているときの様子を確認してもらってください。
そして、問題のある場合は、その症状を明確に医師に伝えることが大切なのです。
睡眠薬服用の際の注意
睡眠薬を服用する際には、いくつかの注意が必要です。
- 糖尿病
- 高血圧などの基礎疾患のある方
は、多くの場合が、複数の薬を服用しているので、睡眠薬を服用する際は特に注意が必要です。
これらの病気で処方される薬の中には、睡眠薬と一緒に服用すると、睡眠薬の分解を遅らせるなどして、強く作用が出てしまうことがあります。
他に薬を服用している場合は、医師や薬剤師に相談してください。
次は、気をつけなくてはいけない食品です。
セイヨウオトギリソウやセイヨウカノコソウを主成分としている、ハーブ系のサプリメントを使用するときは、医師に一度相談する必要があります。
また、コーヒーや紅茶、緑茶、チョコレートなどのカフェインが含まれている食品は注意が必要です。
一部の健康飲料や清涼飲料にも、カフェインが含まれていることがあります。
カフェインには覚醒作用や利尿作用があるので、飲む量や時間に気をつけるようにしましょう。
また、睡眠薬を飲んでいるときには、お酒を飲まないようにしてください。
それぞれの作用が、より強く現れてしまうので危険です。
また、妊娠している方は、決して睡眠薬を飲んではいけません。
睡眠薬は、胎児に悪影響を与える可能性があります。
母親が妊娠中に睡眠薬を常用していて、生まれた赤ちゃんは、睡眠薬の中毒をもって生まれてきた、という報告例が少なくありません。
そのような子供は不眠症で、常に落ち着きがなくて、手足が震える、という症状をもってしまいます。
